ブレイクアウトのサイクルでは相場が一方的に動きます。上なら上、下なら下、相場全体がそちらに動くことに同意し、一気に値が動きます。
このサイクルではまともな押しや戻しは無くなります。「ちょっと下がったら買おう」と思っても買えないで置いてきぼりになる相場です。このような状況になるとスイングトレードの方法ではまったく対応ができません。ブレイクアウトは相場が一方的に動くときに有効はトレード手法です。
これ以上も以下もないトレード方法です。
ブレイクアウトの場合は、上下の抵抗線と支持線をどのように見極めてブレイクアウト判定をする仕組みなのかが重要になります。また、エントリー後の出口の取り方がどのようになっているか、たとえば一回の取引で大きな利益を狙うのか、小さな利益を積み重ねる方針なのかなどのEAの設定により、取引回数やエントリーのタイミングが変わってきます。
ブレイクアウトの手法はテクニカル分析を行うものや、ただ単純にどれだけ以上の値動きが生じた場合に、相場の方向転換と捉えてエントリーするものなど様々です。インジゲーターを利用して相場の方向を判断するものなどもありますが、大きく動くと判断される相場の方向を読むことができればよいので、あまり複雑なプログラミングを必要としないのがブレイクアウト手法のいいところです。
逆に様々な機能を駆使してブレイクアウトの手法であるとの説明があるEAでは、他の手法との組み合わせになっている場合がほとんどですので、どの手法がそのEAの主体的な動きであるのかもつかんでおくのが良いでしょう。
ブレイクアウトの手法はスイングトレードの手法と対する位置関係にあります。EAを使った自動売買のポートフォリオを組む時は、違う性格のもの同士を組み込んだほうがリスク低減につながるので検討してみる価値があります。ただし、違う動きをするEAを利用するということは、利益を喜ぶときはどちらか一方の手法が損失を被る可能性が高くなるということになりますから、リスクが低くなれば利益も小さくなる損小利小の方向になることには留意が必要です。
とても明快なブレイクアウトのEAとして紹介を載せさせていただきます。
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1分足が急に●pips動いた時に順張りで追いかけるEA