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トレードスタイル

トレードスタイルについて説明します。
これらは、FXをやってみようという人であればほとんどの方がご存じのことだろうと思いますが、EAの設定では重要なことになりますので整理しておきます。

①デイトレード

大まかな一日のレンジを想定してチャンスを狙ってトレード行い、基本的にその日のうちにポジション決済を終了させる取引方法です。これに対するスタイルは長期又は中期のポジショントレードとなりますね。
デイトレードは一日で取引を完結させて、ポジションをゼロにして終わるのが基本ですが、これは、寝る前に損益を確定して、寝ている間の相場変動の影響を受けないためです。
ポジションがないので、安心して眠ることができますね。

このスタイルを利用しているEAのほうが利益を出しやすいとわたしは考えています。相場の世界ではどうしても、急激な値動きをすることがあります。しかし、ブレイクアウトの手法を用いているEAを除いては、このような状況で利益を出すことは難しくなるのです。大抵のEAでは、大幅な損失を防ぐために取引注文を出すと同時にSL(ストップロス)の価格を指定しています。大きな値動きのときは、このSLに一瞬で到達してしまう場合もあります。

大きな値動きは、要人の発言が予定されているときやアメリカの経済指数発表前後に生じやすいため、その時間帯にMT4を稼働させないという方法があります。ただ、今はグローバル化された社会であり、良い情報・悪い情報を含めてその内容は瞬時に世界を駆け巡ります。このため、気を付けなければならないポイントを絞りにくいのです。そうなってくると、ポジションの保有期間を短くするほうが負けのリスクを小さくできるという考えも納得できるわけです。

これはデイトレードではありませんが、トレードを週末持ち越さないという方法は裁量取引でも多くの人が取り組んでおり、この方法を取り入れたEAは多く存在します。そのスイッチとしてEAのプログラムにON/OFFの設定パラメーターが付いており、自分で利用の可否を決められるものがあります。リスクの低減として有効な手段の一つですが、EAによっては逆に成績が悪くなってしまう場合もあるので、注意しましょう。EAの販売ページ等にあるバックテストではどのような条件で検証しているのか、また確認できるフォワードテストがないかも調べるなど、持ち越したポジションがどうなったのかを調査してみるのもよいでしょう。

②ポジショントレード

ポジショントレードとは、数週間から数ヶ月、場合によっては数年にわたり長期にポジションを保有する手法です。レバレッジは1倍~5倍程度以下になり、頻繁に取引するわけではないので、日頃、相場をあまり見ることができない人には安心なスタイルです。ただ、これは裁量取引での話であり、EAを利用した自動売買での有効性は一概に判断できません。

また、比較的大きなトレンドで利益を出すため、基本的にはテクニカル分析を重視するものの、ファンダメンタル分析も大切になりますが、これをプログラムされたEAに求めることは容易ではないでしょう。
単純に為替差益だけではなく、スワップ金利も利益にすることができます。1回の売買で、数100ポイント(pips)~1000ポイント(pips)以上の利ざやが目標です。スワップが大きい通貨ペアでは、この仕組みを利用したEAが存在しています。

このタイプのEAの数は少ないのが現状です。しかし、この分類の該当しないEAで、トレードにエントリーした後にTP(テークプロフィット)又はSL(ストップロス)のどちらかに価格が到達しない限り、ポジションの解消がないようなプログラム仕様になっていて、長期間ポジションを持ったままというものが存在します。このようなEAでは、作者からの説明内容に拘らず、ポジショントレードを行うことで収益を上げているEAなのだと理解しましょう。ロングポジションを好まない投資スタイルを考えている人は、エントリーから決済までの時間が長いEAの利用を避けた方が無難です。

③ナンピン(難平)

簡単に言うと「FX相場が逆方向に向いたとき、買い増し(売り増し)して取得平均を有利にもっていく」ことです。あまりに有名な方法でもあるので、わたしから説明することもないのかもしれません。ナンピンに関わる相場の格言はつきません
読みが違って苦しくなったとき、その安値で買い増しすると見かけの取得平均価格は下がります。100円で5枚、98円で5枚なら、平均は99円。99円のポジションを10枚持っているのと同じことになるわけです。これがナンピンです。
外見は改善されたような印象があります。でもこのスタイルは「98円が底で、これから反転上昇するはず」という根拠のない願望が根底にありとも言えるのです。
その願望が当たってくれれば結果論として大成功。もし100円までFX相場が戻してくれれば、持ちポジは平均99円なので差し引き10万のプラス。これをシステム化したEAがいろいろとありますが、マーチンゲールとの組合せでプログラムされているものが多くあります。

でも、もし更に下げ続けたら?
ここが大負けへのリスクになります。でも勝てば、大勝となるかもしれません。
ナンピンをトレードスタイルに取り入れているEAを利用する場合は、何回までのナンピンを行うのか?そのトレードを諦めるときはどこかで決済することになりますが、そのときの最大損失が資金の何%になりそうであるかをしっかり調べる必要があります。
長期的にFX自動売買を行っていきたいと考えている人にはナンピンで利益を出すタイプのEAをおすすめする気になれませんね。

by gold bridge

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