トレード手法の概要

自動売買で利用されているFXのトレード手法について整理します。
選ぶトレードの方法は自分(実際には自動売買ですが)がFX取引を行う上での軸になってきます。
投資方法には様々な考え方があり、いろいろな人が研究&新たに導きだしているので、名称だけでは正確な区分を正直できないのが現状です。
ここでは、自分が利用するEAがどんな手法をとっているのかを理解するために、基本的な取引手法の名称について理解しましょう。
自動売買の取引スタイルは、入口と出口のルールを決めて取引するものと、テクニカル分析結果をもとにして取引する方法があり、MT4で利用するEAはこの二つの方法を組み合わせて作られているものが多くなっています。
 また、トレードスタイルとしては、短期型、中長期型に分かれますが自動売買では圧倒的に短期型にプログラムされたEAが多いと言えます。
中にはスワップの受益目的で作成されている長期運用用のEAも存在しますが、これはとてもレアなケースと言えます。
また、EAの開発では、いかにドローダウンを少なくできるかが腕の見せ所でもあり、未来に起きうる為替の乱高下等の不測の事態に巻き込まれにくいように、トレードが短期型のEAが成績で優位となる場合が多いのです。

トレード手法の分類

下図に自動売買の代表的な取引手法を図で示します。

いろいろなFXトレード手法の説明図

下の興味のある取引方法をクリックすると、説明ページを別に開きます。

【トレード手法】
     ・マーチンゲール
  ・スキャルピング
    ・スイングトレード
    ・ブレークアウト

【トレードスタイル】
    ・デイトレード
    ・ポジショントレード
    ・ナンピン

この中で、まず自分自身がどんな取引をEAで行いたいかということを考えてみましょう。利益が出ればよいよという人もいるかもしれません。しかし、どんな投資にも甘い話などなく、リターンとリスクは背中合わせであることを肝に銘じる必要があります。

トレード手法の選定に思うこと

実際にMT4とEAを使って自動売買を行っていくと、自分自身が想像もしなかった取引によって、びっくりするような利益が出ることもあるかもしれません。
また、その逆で想定外のドローダウンの連続で口座のお金が大きく減ってしまう、最悪な場合は口座の資金がゼロになるということも可能性としてはゼロではありません。
利益がでていて、資金がトータルでプラスに推移しているときは強気でいたのに、損失が出はじめた途端に怖くなってしまい、取引を停止させて休養に入ってしまうということはFX投資に限らずよくあることです。
しかし、これこそが投資活動で失敗続きとなる大きな要因であることを、私は投資活動の経験を持って知っています。
このブログではFX自動売買を検証していますが、投資では優秀な取引手法やアイデアに出会ったとしても、自分に合わないと一方的に決めつけていしまったり、一時的に生じた損失を見るのが怖くなってやめてしまう等、前を向いて歩くことなく諦めてしまう可能性が誰にでもあるのです。
失敗や経験を生かして前に進んだら、突然どこかでとても明るい光が見えるかもしれないのに。
もし、上記のようにすぐに撤退する気でFX自動売買を始めるのであれば、いくら優秀なシステムを見つけてもうまくいかないと私は考えます。
自動売買はFX取引をプログラムに任せる方法で投資をするもので、その取引を任せることができずに途中で「自分の恐怖心」が勝って取引を手動で停止してしまうのであれば、そのときは大丈夫だとしても将来的に多くを望むことは難しいでしょう。
そうならないためには自動売買を始める前に、使おうと考えているEAがどのようなトレード手法であるのか、そのトレードスタイルのメリットとデメリット、もし損失が生じても自分が納得できる許容範囲に収まりそうなものか等をまずは大まかでよいので自分の頭で考えてみることです。
自分の心の準備が整えば、トレード中に発生した損出も受け入れることができるでしょうし、一時的な感情に流されて自動売買を諦めてしまうこともないでしょう。

継続は力なりの精神で

一度や二度の失敗はどんなことでもあるでしょう。最初から成功することなんて人生でどの程度あるのでしょうか。
しっかりと自分なりに考えてから自動売買をはじめないと、自分が何をしているのかがまったくわからないで大事な資金を無防備に運用することになるかもしれません。
「このEAはどのようなドレード手法を用いているのか」、「トレードの勝率はどの程度か、もし負けたときの一回当たりの損失はどの程度になるのか」といった部分については、いつも確認することが必要です。
fx-onのシストレFX(EA販売ページ)では、「EAについて」の覧にそのEAの仕様がしっかりと明記されており、作者からの説明がわかりやすく記載されています。
また、バックテストだけではなく、リアルタイムで取引が行われているフォワードテストも掲載されており、現実的に起こりうる損益に見当をつけることも可能です。
このような有益な情報を読んで自分なりに整理する習慣をつけていけば、自分が欲しいEAと巡り合えるはずです。
もう一度繰り返しになりますが、優秀なEAを手に入れても、継続しなければ残念ですが宝の持ち腐れです。
EAのトレード手法や特徴を理解してどんな運用状況であるのかを冷静に考えることができるのであれば、一時的に損失が生じていたとしても、これを理由に取引を止めてしまうことを起きないでしょう。
ただし、自分自身が想定している状況から取引の内容が異なる場合や 、許容する損失レベルを超えてきた場合は、そのEAの運用方法について再検討してみることも必要となります。
自動売買は運用し始めたらほったらかしという考え方ではなかなか成功できるものではありません。
代表的なトレード方法については別のページにまとめています。
ご覧ください。

OANDA JAPAN 口座開設
OANDA JAPAN 口座開設
OANDA JAPAN 口座開設?|?fx-on.com