最安のスプレッドを選ぶのか、それとも安全性を選ぶのか?
OANDAのコースお引越
最安のスプレッドで人気のOANDA東京サーバーですが、月曜日を除く毎日の早朝に15分間のメンテナンス時間を設けることになり、すでに2018年9月から実行されています。メンテナンスの時間は注文と約定の処理ができないため、取引ができない空白の時間帯が発生。
たった15分間と考えれば気にしないという選択肢もあります。OANDAの中で東京サーバーは最もスプレッドが低い条件で利用できるため、多少のことは我慢するという考え方も一つです。
今回設定されたサーバーのメンテナンス時間は通貨の流動性が低くスプレッドが広がりやすい早朝ということなので、この時間に稼働するEAは比較的少ないはずです。ただし、朝スキャ系のEAでは稼働時間と空白時間帯が被ることは確実で、万が一この時間帯に有事が起きてしまった場合は想定外の損失(逆に利益となることも・・・)が発生してもおかしくない状況です。
サーバーへの負荷が大きくなったため、メンテナンスのために停止時間を毎日設けるという手段に出たことは驚きですが、そのリスクをわかっていてもやっぱり低スプレッドでやっていくという人は、OANDA東京サーバーを選択するのでしょうね。
MT4を利用していると一時的に通信が途切れることはたまにあります。ただ、MT4の履歴をみるとその場合でも数秒のことであって、数分単位で生じるということはサーバーに異常がない限り発生していないと思います。15分間の停止はEAを運用する当たって重大なリスクであると判断したため、利用するサーバーをOANDA プロコースへ変更することにしました。OANDAのスプレッドは下表のようにプロコースよりもベーシックコースのほうが優位になりますが、残念ながらEAを使った自動売買はOANDAのベーシックコースではできません。
VPSサーバーも引っ越しました。
東京サーバーは、その名の通りサーバーが日本にあります。これに対してプロコースとベーシックコースはサーバーがニューヨークにあります。そこで、自分がMT4で利用している仮想ディスクトップ(VPS)も通信速度で優位となるようにニューヨークにVPSレンタルサーバーもつ海外業者へ引っ越しを決めました。なお、引っ越しによって、VPSサーバーの利用料も格段に安くなりました。
今回利用するのは、WIN-VPS.COMという会社で日本のVPSに比べると激安です。このレンタルサーバー会社はロシアの会社になります。でも、ホームページは英語になっており、グーグル等の翻訳機能を使えば、サイトの内容を理解するのは難しくありません。こういった海外の会社を利用するのは、言語が違うのでサポートの面で心配される場合があると思いますが、日本語で質問を書いて、ネットの翻訳機能を使えば簡単に英文にできちゃいます。なんでも試してみなければ前に進めないので、怖いもの知らずと言われそうですがやっちゃいました。
レンタルできるサーバーは世界各地の10か所以上から選ぶことができるので、海外FX業者を利用している人はその地域に存在するサーバーがもしあれば、約定等の注文処理スピード向上に役立てることも可能になります。今回は、OANDAのプロサーバーに合わせてニューヨークのレンタルサーバーを選択しました。
ではどれだけ安いのかというということで画面のキャプチャーを添付します。本来は英語なのですが日本語に自動翻訳した画面を載せます。実際のサイトでは英文で表示されています。
掲載したのは、基本的なコースとなるRDPとリモートディスクトップを組合せたブロンズコースの一覧表です。三つの選択肢がありますが、ディスクの容量とメモリーが主な違いです。しかし、驚くことに一番右の欄のメモリーが6Gのコースでも価格は1年払いのコースでなんと月々$8です!これにリモートディスクトップに利用するOSの利用料金が月々$5かかります。
利用可能なOSはWIN2003,2008,2012,2016となっており、そうなると月々の支払は6GBのコースでも1年一括払いで月々$13です!これはメモリーが6GBの場合のレンタル価格です。日本のレンタルサーバーではこの安さはあり得ません。次の画面も日本語へ自動翻訳して掲載します。
あまりに安すぎて6GBのブロンズ3のコースを選んでしまいました。
リモートディスクトップに表示される初期の言語は外国語(ロシア語)です。それでは使い勝手が悪いのではないか?となるのですがこれもすぐに解決可能です。WINDOWSでは、言語パックが用意されており短時間で他国言語を日本語表示に変更可能です。変更方法は「windows 言語パック」でググってもらえれば方法がわかると思いますので詳細な説明は割愛します。
画面が日本語表示にさえなってしまえば、ちょっと画面の動きがモサッとする以外は家にあるパソコンの画面とほとんど一緒です。海外にあるサーバーを自分の家から日本語画面で操作しているという光景は不思議な感じがしますが、グローバルな社会ってすごいなーと実感しました。小さなファイルサイズのもnであれば、自分のPCのディスクトップからVPS画面へコピー&ペーストもできてとても便利です。
格安なニューヨークのレンタルサーバーを用意できたので、OANDAプロコースの運用準備はばっちりです。今後、このサーバーを利用した取引結果を公開していきたいと思います。格安のVPSはサーバーのCPU速度が遅い場合があるので通信速度はどうなの?という心配がないわけではありません。この点の良否は使ってみればわかるはず。複数のVPSを使うのは不経済だし面倒なので、この際、メモリー容量が6GBもあるWIN-VPS.COMへMT4を全部移してしまってもよいのではと考えています。
WIN-VPS.COMのサイトアドレスを下のバナーに貼っておきます。これはアフリエイトバナーではない通常リンクです。興味がある方はご覧ください。