残念なことにイイカゲンな記事が誤解を生む

大手サイトのコラムを読んでいると投資について専門家がいろいろ意見を書いていますが、中にはそもそも投資をわかっていないで商売をしている方もいるようで、文章を読むときには注意が必要です。

 

先日、コラムを拝見していてカチンときてしまったことがありました。様々な人が読む大手サイトのコラムに記載する内容は、しっかりと内容を吟味して、世の中へ与える影響について自覚していただきたいと感じました。

 

株は投資でもFXが投機な理由とは

コラムにこんな説明がありました。株式は投資だが、FXは投機であると。まあ、よく聞く話なのですが、投稿された専門家はどういったことでFXは投機だと断じたのかが気になり、文章を何度も読みました。

 

FXを投機だとする理由は、レバレッジが高いこと、損失を大きく被る人が多いことを理由に投機だと考えているようでした。これは、株式投資における信用取引と同じ理屈なのでしょう。専門家は株式投資においても信用取引はダメだみたいなことをよく書いていますからね。

 

FXが投機なのではなくやっているのは当事者なのに

投資と投機は同じことだという意見もたまにみることがありますが、どちらかというとそっちが正しいのではないでしょうか。何を持って投資なのか、投機なのかはすべて結果が出てわかることを後付で言っているだけです。ここで大きな損失を被ったらそれは投機だった、成功して利益を出したらその手法が武勇伝として投資になる。中には成功談として伝えらえられて、投資を志す人々に間違った情報を流し誤解を生むこともあります。

 

でもFXだから投機だと世の中に発信するのは明らかな間違いです。FXの為替差益だって立派な投資活動である。これは賭け事ではなく本来は株式投資と同じ知能戦なのです。探究心や情報収集の努力をしない人が継続的に勝てるようなものでないことは、株式投資の世界と何ら変わりません。

FXは立派な投資である!

株式投資を15年以上続けていますが、毎年コンスタントに利益を出すことができています。しかし、いつも勝つわけではありません。俗にいう塩漬けとなり株式を長期保有することは、今でも生じますが決して恥ずかしいことだとは感じていません。業績が良くなることが明白な場合は、慌てて売却したりいたしません。じっくり、相場が動く時が来るのを待って行動します。株式投資は時間を味方につけた戦略をとることが可能です。だから、株では中長期の投資手法が最も効果的だと思っていますが、ここはFXへの投資と少し違うところだと感じています。

 

株式投資では信用取引を積極的に利用します。資金を効果的に用いるため、信用取引を使わない方法は考えられないですし、リスクヘッジにもなる空売りだって信用取引でなければできません。信用取引なんて大損するリスクがあるからやるなという書籍の講釈を鵜呑みにしていたら、株式投資で継続的に実のある利益を上げることは難しいでしょう。FXでは株式投資よりもレバレッジをかけて取引することが可能ですので、上手くこれを使えばさらに資金効率がよい投資(成功するかは別)ができるわけです。

 

FXは時間をかける手法が成功しにくい投資です。しかし、一部の投資家ではレア通貨のスワップポイントに着目した低レバレッジ投資法なるものが試されていますので、時を味方につける手法がFXで皆無というわけではありません。ところが、この場合でも想定外の為替変動が生じた場合は負けが確定、場合によっては大きな火傷を負うことも考えられます。大事なのは、リスクとして想定した内容がポイントになりますが、全勝という考え方はどんな投資方法にもあり得ません。

 

遠くを見据えた将来的な価格変動が読みにくい、FXはそんな投資先なのだろうと感じています。このため、極力短期に軸を置いた取引がFX投資の王道となってきますが、このとき課題となるのが資金効率とリスクを天秤にかけたレバレッジの設定になるのでしょうね。レバレッジは日本のFX業者だとか海外FX業者の上限値を言うのではなく、各々の投資家がとれるリスクを自分で考えて値を設定するものです。

 

FX投資にはFXなりの課題やリスクがある。これは株式投資だって同じように違う視点において課題があります。課題やリスクがあるから投資として成り立たない訳ではありませんよね。

 

投資を成功させるか否かは本人のみぞ知るところ

投資家は損をするのが最も嫌いですが、その損をしない努力よりも利益を出す細工のほうへ先に目を向けてしまいます。その投資家の行動が大きな損失を生む要因であり、投資ツールそのものに欠陥があるわけではありません。どんな投資でも必ず出口を考えておくことが重要だと考えます。勝った時も負けた時もどういう対応をとるのかをしっかりイメージすることです。これを出口戦略と言っていますが、出口戦略は途中で方針変更を行って構いません。その時々の情勢の変化を考慮して自分の体制を整えるのです。

 

FX投資はめまぐるしく変化する情勢を映した鏡をみて取引しているようなもので、相場の変化についていけるかが課題です。私のようなサラリーマンは常時相場と睨めっこしながらFX投資を行うことはできないため、MT4のEAを利用したFX自動売買は本当に有効なツールだと感じています。ただ、FX自動売買で利益が出るかどうかはやってみなければわかりません。

 

投資とは、資産を増やすために資本を投入することです。ここで利益がでなくてもその行為は投資であることに変わりないのです。FXは危険だから投機であるという専門家の安易で身勝手なアナウンスはやめていただきたいものです。

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