~2017/4より運用を停止しました~
50%の勝率でもトータルで利益を出すことを考えたEA
2016/10よりマルチデイトレードの検証を始めました。このEAはいままで私が利用しているEAとはずいぶんと内容が異なるものとなっています。
マルチEAのデイトレード版。日足ブレイク型EAでマルチポートフォリオ管理機能を搭載
マルチデイトレード
マルチデイトレード | fx-on.com

『EAの概要』

・取引:デイトレイドで取引を完結
複数の通貨ペアの運用を前提
・その日の勝ち負けは複数通貨のトータル成績で判定
勝敗収束の期待値を50%として考えだされたロジック
・1日1ポジション(一つの通貨ペア)

『特徴的なところ』

取引可能な通貨ペアが多い
(fx-on・EAの説明ページでの記載)
[SGD/JPY] [GBP/AUD] [EUR/CAD] [USD/HKD]
[GBP/CHF] [AUD/CAD] [AUD/CHF] [EUR/CHF]
[EUR/AUD] [EUR/GBP] [USD/CAD] [USD/CHF]
[AUD/USD] [NZD/USD] [GBP/USD] [EUR/USD]
[NZD/JPY] [CAD/JPY] [CHF/JPY] [AUD/JPY]
[EUR/JPY] [GBP/JPY] [USD/JPY]
過去の運用成績をカウントし、次の勝負のロット数を決定
・複数ポジションを持たず大きなドローダウンを回避
・指値はEAで設定する判定時間を基準とする
・日足を判定し、毎晩判定時間に取引通貨で逆指値エントリー
・前日のトレード、指値は次の日の判定時間で決済&キャンセル
・複数の通貨ペアを運用することでリスクを分散化
・負けの日が続いても一度の大勝で取り戻す
・取引は月曜の判定時間から金曜の判定時間までの5日
・判定時間の設定により、金曜日のポジション持越しが生じる
(パラメータで金曜中に必ず強制決済する設定が可能)
MT4が使えるFX業者ならどこでも利用可能ですが、一度に多くの通貨ペアに注文をだす方法をとりますので、証拠金に大きな余裕がある場合を除き、高レバレッジでFXができる海外口座での利用がおすすめです。

『EAの名前について』

“マルチ”と“デイトレード”という名称は、言葉の響きを魅力的に捉える人が少ないのではと感じます。もっと独創的でインパクトのある名前をつけることも出来たはずですが、わたしはこのストレートな名前が気に入りました。
このEAは、複数の通貨ペアのチャートを運用し、複数通貨の成績を集計して成績判定を行うことを前提につくられています。その通貨ペアの勝敗のトータル損益を集計してその日の勝敗をカウントします。これをマルチEAと呼ぶのだそうです。それで“マルチ”という名前がついているのですね。
デイトレードはその言葉のとおりですが、このEAは次の売買指令を出すための時間をパラメーターで設定して、合わせてこの時間を前日取引分の決済時間としています。したがって、24時間以上の時間を一つのポジションでとることがありません。これがデイトレードという意味合いなのだと思います。ここでのデイトレイドの意味合いは何度も一日に取引を繰り返すということではありません。

『EAの成績について』

fx-onのフォワードテストをみていただくとわかりますが、ずっと勝ち続けているEAではなく、通常はマイナスが少しずつ増えていくジリ貧の結果がつづき、突如、ドーンとプラスを得るという勝ち方をしています。これは、負けが続いたときに取引ロットを上げる仕組みがうまく働いていることを示しているのだと思います。
フォワードテストの開始時点2015/1から55%程度の利益を計上しています。スキャルピングのようにコツコツと勝つスタイルではありませんが、結果として勝っているのです。これが重要です。
このEAの取引ルールはあまり重要ではなく、売買を行うルールを一定にできさえすれば何でもよいのかもしれません。大切なのは、売買を長く繰り返していくと勝率は50%に収束する確率論に注目し、毎日の成績集計から次のロット数の設定を機械的に実行へ移すロジックなのだと思います。
こういう発想はなかなか他のEAではないでしょうね。勝率が高く、今負けていないEAに多くの人は注目するはず。このニーズに合致した“今が旬のEA”がどうしても人気がでてきます。そんな中、マルチデイトレードはこのような人気者EAと一線を画しますが、長く付き合えるEAとなる可能性を秘めていると考えています。
取引可能な通貨ペアは、数えるのを躊躇するくらい沢山あります。でも、すべての通貨ペアで運用を行う必要はありません。販売ページに案内がある作者様のPDF資料では、代表的な通貨ペアに対する損益が載っていますので、参考になると思います。
リスク分散のため、多くの通貨ペアを入れたいところですが、急激な値動きによる損失の危険性を排除するため、取引量が極端に少ない通貨ペアは利用しないのがよいと思っています。あと、政治的情勢の知識もない縁遠い通貨ペアも外した方がよさそうですね。
ということで、わたしはJPY、USD、EURを中心とした通貨ペアで運用を考えます。
マルチEAのデイトレード版。日足ブレイク型EAでマルチポートフォリオ管理機能を搭載
マルチデイトレード
マルチデイトレード | fx-on.com