イギリスの国民投票を控えて

6/20の週はイギリスのEU離脱を問う国民投票があるため、為替への影響発生が懸念されています。FX関係のブログでもトレードを止める予定という記事が増えてきましたね。
今回はスイスフランで起きた不幸な出来事とは違って、事前にその時期を察知することができるわけですから、FXトレードを行う人たちが対策を考えるのは当然のことでしょう。
私が利用しているEAのほとんどがスキャルピングのEAであり、相場が乱高下する恐れが事前にわかっているときに、あえて挑んで勝てるようなシステムではありません。このため、スキャルピングで稼働中のEAは一週間お休みさせることにします。

動きを期待するEA

ただ、緊急発動USDJPYに限っては止めずに利用する予定です。今回の国民投票でまったく関係のない通貨ペアにどんな影響がでるのかまったく想像がつきませんが、大きな値動きを狙ったEAだけは波乱が起きた場合に良い仕事をする可能性があります。もし、このEAが稼働しなければ損失も収益も発生しないので、無事に嵐が過ぎるのを待つことになりそうです。

1分足が急に●pips動いた時に順張りで追いかけるEA
緊急発動FX USDJPY
緊急発動FX USDJPY | fx-on.com

利用するEAのバージョンアップ

ここで一つ、私にとっての朗報があります。以前、fx-onのコミュニティーで作者様に動作の質問をさせていただいていた「Inon_Scalping_Master」(EUR/USD)がバージョンアップされました。今回のバージョンアップはその時の質問事項を踏まえて改良くださったのだと思いますので、作者様に感謝しています。

プロトレーダーに求められるポジションを長時間保有しない制限を EAに導入したスキャルピングシステム
Inon_Scalping_Master
Inon_Scalping_Master | fx-on.com

以前のInon_Scalping_Masterでは、私のリアル口座の結果とfx-onで計測されているフォワードテストとのトレード時間の乖離が大きかったので、今回のバージョンアップでそれが解消されるのかを確認するために運用をはじめます。
最初はマイクロロット(0.01lot)で取引の状況を試すことにします。この程度なら失敗してもほとんど収支には影響を与えません。わたしが利用しているOANDA JAPANはマイクロロットがMT4でも利用できるFX業者です。MT4では小ロットの取引を制限しているFX業者もある中で、取引ロットを細かく設定できるのがうれしいです。

FX業者による注意喚起

イギリスの国民投票に関してはほとんどのFX業者で何等かの対策を考えています。以下はわたしが利用している2つの業者のサイトに載っているお知らせ(抜粋)です。
リスクを取って大きな実を得るという考え方もありますが、受け入れ不可能なリスクを負わないことが投資活動を継続するためには重要です。今回はお互いに十分注意いたしましょう。

≪以下、OANDAのお知らせから抜粋≫

当社では2016年6月17日マーケットクローズ~2016年6月24日マーケットクローズの間、GBPを含む通貨ペアの証拠金率を5%に変更いたします。
あらかじめポジションを縮小していただく、または口座資金に十分な余裕を持っていただくことをお勧めいたします。
また、GBP関連以外の通貨ペアの変動や流動性にも影響を与える可能性もありますので、GBP関連以外の通貨ペアをお取引されているお客様におかれましても、通常時以上のリスク管理を行っていただければと存じます。

≪以下、XMのお知らせから抜粋≫

国民投票の日が近付くにつれて不透明になる市場の動きからお客様を保護する観点より、XMは今週末に以下の対策を講じます:
2016年6月17日(金)のサーバー時間23:00(GMT+3のタイムゾーン、日本時間との時差は-6時間)から、新規および既存ポジション双方の必要証拠金を一時的に1%に引上げます(100:1のレバレッジ)。対象は全てのFX通貨ペア、ゴールド、シルバーです。その他の金融商品の必要証拠金への影響はございません。
国民投票当日における追加対策につきましては、来週初めにご案内致します。
以上、FX業者様からのお知らせ(抜粋でした)
By GOLDBRIDGE