レンタルサーバー・仮想ディスクトップ(有料)を利用したMT4の取引について紹介します。
FX自動売買の安定した取引に必要なもの
自宅のパソコンでMT4の自動売買を行うためには、パソコン電源を常に入れておく必要があります。
でも、パソコンがフリーズしたり、万が一停電になってしまった場合は、取引が途中であってもコントロールができなくことが大きな課題です。また、常時電源が入れっぱなしになるパソコンの電気代も気になりますよね。
これを回避する方法として、レンタルした外部のネットサーバー上でMT4を作動させる方法が、多くの人に利用されていますので紹介します。
仮想ディスクトップに特化したWindows VPS
簡単に特徴を示すと・・・
・24時間ずっと止めずにでOK
・外部サーバーなので自宅のパソコンは切ってもOK
・どこからでも仮想ディスクトップを操作できる(要知識)
・MT4のプログラムが途中で止まる心配なし
・windowsが入っているので他の用途にも利用可能
オススメのVPS(windows仮想ディスクトップ)
おすすめするレンタルサーバーを紹介いたします。
4年間の間、VPSを利用してFX自動売買をやっていました。ネットではVPSの速度に関する記事が多くみられるため、速度が速いVPSを利用しなければならないと考える方が多いです。確かに、速度が速いほうがいいに決まっていますが、そんなにシビアにならなくても良いと思っています。ランニングコストを安くする!というのが一番の命題だと思います。
オススメ1 : WIN-VPS 仮想Windowsデスクトップサービス
やっぱり費用が安いVPSを使うのがいいと思います。そんな中で筆者が使って問題がないと考えているのがWIN-VPSです。格安VPSはWIN-VPS.COM というロシアの会社が運営しているサーバーです。
これは破格です。一度利用したらもう元の仕組みには戻れません。価格を見てもらえれば納得するのではと思います。HPで表示されている費用は$換算なので日本円に換算して考えてみてください。
このブログでは下記の記事で紹介しています。
ただし、一点だけ難点があります。WIN-VPSは土日で頻繁にサーバーのメンテナンスを行います。そのあたりのデメリットは上記の記事をご覧ください。
オススメ2 : SPPD 仮想Windowsデスクトップサービス
FXの自動売買で利用されている方も多いと思いますが、対応するコースを記載します。
コース | |||
ベーシック | パワフル | エクセレント | |
月額料金 | 2,178円 | 3,245円 | 4,620円 |
HDD容量 | 60GB | 100GB | 120GB |
メモリー | 1GB | 2GB | 4GB |
OS | Windows Server 2016 (64bit) |
以前利用していたサービスです。4つのMT4を立ち上げて自動売買のプログラムを当初は1GBのベーシックコースを利用していましたが、EAを追加したことが原因でメモリー不足となりレンタルサーバーがフリーズしました。そこで、2Gのパワフルコースに変更して運用を続けていましたが、2Gのパワフルコースであれば、動作も安定しており問題ありませんでした。
1GBのメモリーとなるベーシックコースではMT4を安定する環境で作動させるのは大変厳しいので、複数のMT4を利用されるのであればメモリー設定に余裕があるパワフルコースがおすすめです。
もともと、仮想ディスクトップには他に便利なソフトが入っていませんが、追加料金でワードやエクセルなどがプリインストールされているコースもあります。他のソフトを入れることで仮想ディスクトップの活用の場を広げることもできます。データーセンターは日本にあります。
オススメ3 : お名前.comデスクトップクラウド
FX自動売買で利益を出すことが目的ですから、あまり設備面に費用がかかるようだと二の足を踏むことになります。このため信頼性できるサーバーサービスを探す必要があります。
3番目に紹介するのは、先ほどのSPPDと同等の料金で利用できるWindows VPSです。こちらのほうがメジャーですので星は4としました。
お名前.comが運営している仮想ディスクトップサービスで、ネットの世界では知名度をもつ会社です。
以前はサーバーを海外にもっていたのですが、今はデーターセンターが日本にあります。当然、サポート窓口はすべて日本語です。24時間365日無料の電話サポートがあるので初心者には心強いです。コースを記載します。
コース | |||
1.5GBプラン | 2.5GBプラン | 4GBプラン | |
月額料金 | 2,530円 | 3,135円 | 4,895円 |
容量 | 60GB | 120GB | 150GB |
メモリー | 1.5GB | 2.5GB | 4GB |
OS | Windows Server 2019 |
年間支払いをすれば、月額利用料金からさらに割引があります。8GBプランという設定もあって、利用者の用途に応じたメモリーを細かく選べます。以前はSPPDよりは少し高かったのですが今は同等かそれより安くなりました。キャンペーン価格でさらに安くなっている場合がありますので詳細はサイトで確認ください。名前を知っている会社がよいかどうかという判断もあるので、初めて利用する方の候補の一つとなりそうですね。
いずれにしても、FXの自動売買で不労収入を得ようという目的ですから、安定してプログラムを作動できる環境の整備が不可欠です。
このため、システムトレードを行う環境としては、外部サーバーを利用した仮想ディスクトップが最も適しています。
月々に少しだけお金がかかるようになりますが、なによりもMT4が止まることがなく安心です。より多くの収益を出さなくてはという前に進む気持ち ”工夫を重ねていくための原動力” として、サーバー使用料を日頃のプラス思考へつなげております。これはFX自動売買の必要経費ですね。