楽天MT4改悪~ 2026年2月の仕様変更でEA自動売買はどう変わったか

すぐに飲みこむことができなかった改変内容でしたが、今回の楽天FXのMT4の仕様変更はかなり厳しい内容でした。

このブログでも、楽天MT4は長く使ってきた業者でした。

国内業者の安心感があってMT4が使えて、EAも動かせる楽天ブランド。だからこそ、「国内でMT4を使うなら候補に入る業者」として考えてきた人は多かったと思います。

ところが、2026年2月28日から、その前提が大きく変わりました。

今回の記事では、楽天MT4改悪と言われる理由、EA自動売買にどんな影響が出るのか、そして他のFX業者に乗り換えるならどこがよいのかを書いてみます。

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本ブログで久々に書く記事です。

この記事の結論

今回の仕様変更は、単なるログイン方法の変更ではない。EAを長く使ってきた人ほど影響が大きく、楽天MT4の利用価値は以前より明らかに下がったと感じています。

自動売買を主軸にしている人は、業者乗り換えを真剣に考えるタイミングです。

1.2026年2月、楽天MT4で何が変わったのか

まず、変更になった事実を整理します。

楽天証券は2026年2月28日から、MT4のログイン方法を変更しました。

これまでは保存済みの情報で比較的スムーズにログインできたわけですが、今後は楽天FX-WEBでMT4ログイン用のワンタイムパスワードを発行し、それを使ってMT4へログインする方式になりました。しかもこのパスワードは発行後2分以内に入力が必要です。

さらに、自動ログイン機能は廃止

加えて、毎週土曜日の15時から20時を目安にログイン状態が切断され、週をまたいでログインし続けることもできなくなりました。ログアウト状態になった場合は手動で再度ワンタイムパスワードを発行してログインする必要があり、ログアウト通知も行われません。

この変更だけを見ると、「セキュリティ強化なんだから仕方ない」と思う人もいるかもしれません。たしかに、時代の流れとしてセキュリティを厳しくする方向性は理解できます。

でも、FX自動売買を行うMT4を使う側からすると、ここで話は終わりません。

2.「ほぼ無理」と感じる不便さ

今回の変更でいちばん感じるのは、「ほぼ無理」と言いたいほどに不便になったということです。

これは、裁量だけで運用している人より、EA自動売買を前提に使ってきた人ほど重く感じる変更だと思います。なぜかというと、MT4の良さって、チャートが見やすいとか、インジケーターが豊富とか、そういうことだけではないからです。

やっぱり一番の価値は、ロジックをセットして、自動売買である程度は放っておけることにありました。

仕事中でも、寝ている間でも、VPS上で淡々と動いてくれる。その安心感があったからこそ、MT4を選ぶ意味があったわけです。

ところが、今回の楽天MT4では、何かの拍子にログアウトしたら、そこで止まります。通信断、再起動、回線不調、アップデート、VPS側の問題。理由は何でもいいのですが、とにかく一度切れたら、人が手で楽天FX-WEBに入って、ワンタイムパスワードを発行して、再ログインしないと戻れない。しかもログアウト通知はない。これ、使う側からするとかなり神経を使います。

長く使ってきた業者だからこそ、余計に思います。

安全のためだと言われれば、その理屈は理解できます。でも、使い勝手としては大幅に後退しています。今まで当たり前にできていたことが、急に「人の手が必要な運用」に変わる。これはもう、許される範囲の小さな仕様変更ではありません。

3.EA自動売買にとって何が一番痛いのか

ここが今回の核心です。

MT4の価値は、ただのチャートソフトではなく、EAを使って継続的に運用できることにあります。特に自動売買をやっている人は、24時間稼働やVPS活用を前提に環境を組んでいるはずです。

それなのに、今回の仕様変更では自動ログインは廃止され、週またぎログインも不可になりました。これでは、VPSを入れてEAを回していても、止まったら自分で復旧しないといけないという性格が強くなります。VPSの価値がゼロになるわけではありません。でも、「放置したFX取引」というMT4本来の魅力が完全に失われてしまいます。

この点は、EAを長く使ってきた人ほど実感すると思います。裁量メインの人にとっては、「ちょっと面倒になった」で済むかもしれません。でも、EAメインの人にとっては違います。ロジックが優秀でも、口座が落ちていて発注されなければ意味がない。ここがいちばん痛いところです。

つまり今回の変更は、単なる利便性の低下ではなく、MT4の存在価値そのものに食い込む変更なんです。これを改悪と感じるのは、自分で言うのもなんですがかなり自然なことだと考えます。

4.楽天MT4は、いまも使う価値があるのか

ここは感情だけで切り捨てず、冷静にみていきたいと思います。

楽天MT4の価値がゼロになったわけではありません。国内業者としての安心感、MT4の基本機能、使い慣れた操作感。これらは今でも魅力です。裁量中心で使う人、たまにEAを回す人、あるいは「国内業者でMT4を使いたい」というニーズが強い人にとっては、まだ候補に残るでしょう。

ただ、EA自動売買を主軸にしている人に限って言えば、話は変わります。この層にとってMT4は、ただの分析ツールではありません。ほったらかしで継続稼働できることが価値の中心です。その中心が揺らいだ以上、利用価値はかなり下がったと考えることが自然です。

私の本音を言えば、今回の変更で楽天MT4は、「国内でEAを安定的に回したい人の第一候補」からは外れた、そう感じています。

厳しい言い方かもしれません。でも、長く使ってきたからこそ、そこは曖昧に書きたくありません。セキュリティ強化は理解しています。けれど、MT4としての使い勝手、特に自動売買の価値は以前から大幅に下がった。これはかなり重い改悪だといえます。

楽天MT4を今後も使うべき人
裁量メインで、EAは補助的に使う人。国内ブランドの安心感を重視する人。

楽天MT4から乗り換えを検討すべき人
EA自動売買を主軸にしていて、安定稼働やほったらかし運用のしやすさを重視する人。

5.他のFX業者に変えるなら、どこがよいか

では、楽天MT4から乗り換えるなら、どこを見るべきか。

私なら、まずOANDA証券を候補に入れます。理由はシンプルで、MT4だけでなくMT5も使えるからです。今のEA資産を活かしつつ、将来的にMT5へ移る選択肢も残せる。この柔軟さは大きいです。

もう一つの有力候補は、FXTFです。こちらは「とにかく国内業者でMT4を続けたい」という人に向いています。楽天MT4に近い感覚で考えやすく、MT4を中心に運用したい人にはかなり現実的な選択肢です。

私の整理はこうです。

  • MT4資産を活かしつつ、次の時代も見たいならOANDA

OANDA Japan

  • 国内でMT4をそのまま続けたいならFXTF

このあたりが、今のところかなり現実的です。もちろん、スプレッドや使うEAとの相性、サーバーの安定感、約定のクセなどは人によって感じ方が違います。なので、いきなり大きく資金を移すのではなく、まずは小さく試してみるのがいいと思います。

まとめ:楽天MT4改悪は深刻に受け止めるべき

今回の楽天MT4の仕様変更は、表面上はログイン方法の変更です。でも、EA自動売買をやっている側から見ると、ただのログイン変更ではありません。

  • 自動ログイン廃止
  • 週またぎログイン不可
  • ログアウト後は手動復旧が必要
  • ログアウト通知なし

この4つが重なると、MT4の魅力そのものに食い込みます。楽天FXのMT4を長く使ってきた側として、これはやはり改悪です。

もちろん、楽天証券のセキュリティ強化の方向性は理解できます。ですが、EAを主軸にしてきた自分は本気で引っ越しを考えなければならない。

このまま楽天MT4を使い続けるのか。
それとも、今のうちに他のFX業者へ乗り換えるのか。

その判断を先送りにしない方がいい時期に、もう入っていると思います。